読んだ本 再生巨流(楡 周平)

20081126233056


あまり本をすすめるのは性分ではないのだけど
この本は強くビジネスパーソンにおすすめしたい。

物語の部隊はヤマト運輸がモデルと思しき物流会社。

ピラニアと社内であだ名される敏腕企画マンの主人公が
新設の新規事業開発部に部長として左遷されたところから
物語が始まる。

新規事業開発部に課せられた売上ノルマは4億円。
1年以内にこのノルマを達成できなかった場合はクビ。。。。。
部下はたった二人。。。。。

物語の大部分は、これまでの物流会社の範疇を超える
画期的な新規事業を考案した主人公が、部下とともに
実現に向けて奮闘していく姿にさかれている。

こう書くとよくあるビジネスフィクションなんだが
何が他と違うかと言うと、まず、この新規事業自体が
本当に世の中にあってもおかしくないぐらい秀逸な
ビジネスモデルになっている。

そこに現実の郵政民営化と同じように
いまの物流会社が置かれている経営環境が描写され
ますます信憑性が高くなっている。

また、アイデアが具現化される過程についても
まだアイデアがうまれる前の段階から、どのように
アイデアが収益を生む“ビジネスモデル”へと昇華されるのか
じっくりと描写されている。

プロジェクト管理の手法についても、短い描写だが
本質的な言及がなされており思わず読みいってしまう。

あまり実用性ばかりを強調したくないが、
ビジネス書、特にマーケティング関係の本によくある
解説のためのとってつけたような物語ではなく、
この本はあくまで純粋なエンターテインメントの本なので
ドラマとして面白いのは言うまでもない。

通販関係、物流会社、、企業のマーケティング担当者、
新規事業開発に携わっている方には特に強くおすすめしたい。

⇒再生巨流(楡 周平)

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34歳男子。ネザーランドドワーフと34歳女子と3人で同棲中。好きなモノは、タイ料理、カキピー(わさび味)、海外SF、ゾンビ映画、村上春樹、野宿、スパイ、自分。ブログは半径100メートル以内の出来事を忘れないようにメモっています。新卒で入ったB2B系広告会社の営業を皮切りに、Webライター、マーケッター見習い、Web広告屋、CRMマーケッターを経て、現在はダイレクトマーケティング・コンサルタントという肩書きのもと、とある通販コスメのECサイトを成功報酬モデルでプロデュース中。未知のビジネス課題をクライアントと一緒になって解決するお仕事が多いです。裏日本の豪雪、酷暑地帯出身。手先器用、口先不器用。新大阪在住。

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